ICCサミット福岡に参加して、改めて思ったこと

どうも、池原です。

3月の頭、福岡で開催された
ICCサミット福岡に参加してきました。
2年前に優勝、去年は3位だった、ICCサミット福岡サケアワード。
思い出の地で今回はありがたいことに、SAKE AWARDの審査員として呼んでいただきました。

全国から酒蔵、蒸留所、酒販店、飲食店、そしてお酒の文化を本気で広げようとしている人たちが集まる場。

正直言って、
めちゃくちゃ刺激的でした。

もちろんアワード自体も盛り上がりましたが、
個人的に一番印象的だったのは、夜に行われた

「サケナイト」

お酒を本気で作る人。
お酒を本気で売る人。
お酒を本気で広めたい人。

そんな人たちが集まり、
ただ飲むだけではなく、

お酒の未来について本気で語り合う夜。

お酒の席なのに、
むしろみんな真剣。

いや、
お酒があるからこそ本音で話せるのかもしれません。

「どうやって酒の文化を残していくのか」

「これからの時代に酒の価値はどうあるべきか」

そんな話を、夜遅くまで語り合いました。

作り手として、
本当に胸が熱くなる時間でした。

そしてもう一つ、
日中のカンファレンスで行われた

「酒の楽しみ方を語る」

というセッションにも参加しました。

その中で、
住吉酒販の庄島社長が言った言葉がとても印象に残りました。

お酒は、確かに健康面で言えば
良いことばかりではない。

飲みすぎれば体にも良くないし、
問題が起きることもある。

でもそれ以上に、

人の人生に楽しみを与えてくれる存在が酒なんだ

という話でした。

本当にその通りだと思いました。

世界を見渡しても、
お酒の種類は地域によって全く違います。

ワイン
ウイスキー
日本酒
焼酎
泡盛

作り方も、文化も、飲み方も違う。

でも共通していることがあります。

どの地域にも必ずお酒がある。

しかもその歴史は
2000年以上。

もし人間にとって必要ないものだったら、
こんなに長く文化として残るはずがありません。

きっと人間にとって
お酒は必要なものなんだと思います。

そしてもう一つ思うのは、

お酒は
食事をもっと美味しくしてくれる存在だということ。

美味しい料理があり、
そこに合うお酒がある。

その組み合わせは、
食事をただの食事ではなく

体験に変えてくれる。

いわゆるペアリング。

お酒はただ酔うためのものではなく、
食文化を豊かにする存在だと改めて感じました。

そして今回ICCに参加して、

僕自身、
改めて自分が酒を作る理由を考えました。

なぜ自分は酒を作っているのか。

なぜ蒸留所を続けているのか。

答えはとてもシンプルでした。

人の人生を少しだけ豊かにするため。

嬉しい時に飲む酒。
美味しい料理と一緒に飲む酒。
仲間と語りながら飲む酒。
新しい出会いをつくる酒。

そんな時間のそばに
お酒がある。

もしそこに
自分たちの作った酒があったら。

それは作り手として、
とても幸せなことだと思います。

石垣島という小さな島で、
家族で続いてきた蒸留所。

決して大きな蔵ではありません。

でもだからこそ、

自分たちにしか作れない酒を作り続けたい。

白百合という酒を通して、
人と人がつながり、
楽しい時間が生まれる。

そんな酒をこれからも作っていきたいと、
今回改めて強く思いました。

ICCで出会った皆さん、
本当にありがとうございました!