9月の台風シーズン~酒蔵の台風事情~

はいたい!池原酒造のブログ担当の大城です(^^)♪

第3回目となる今回は、9月は台風シーズンということで、沖縄の台風について、そして酒蔵の台風事情についてお話しさせていただきます。

このブログでは泡盛の魅力はもちろんですが、私たちが愛してやまない沖縄の魅力についても皆さまにお伝えしていきたいと思っております。ぜひぜひ、お楽しみに♪

9月は台風シーズン

9月は沖縄の台風シーズンの中心となる時期です。沖縄に住む私たちにとって、台風は避けては通れない自然現象。しかし、長年この島で暮らしていると、台風との上手な付き合い方が身についてきます。

沖縄の方々は台風に備えるプロフェッショナル!

台風が近づくと、まずは窓ガラスに飛散防止のテープを貼ったり、屋外にある植木鉢や物干し竿、自転車などは必ず屋内へ移動させたりします。家の中では停電や断水に備えて、飲料水や非常食、懐中電灯、ラジオなどを準備します。最近では、スマートフォンやタブレットの充電も絶対に欠かせません!

台風前のスーパーでは、カップラーメンやパンなどがガラッと棚から消えるのはもはや風物詩ですね。準備が整ったら、台風が近づいてきたら外出を控え、最新の気象情報をチェックしながら静かに過ごします。

酒蔵にとっての台風の日

台風が近づいてくると、酒蔵はいつも以上に慌ただしくなります。

まず最初にやることは、出荷予定だったお酒のスケジュール確認。船が止まってしまうと納品が遅れるので、取引先への連絡は必須です。逆に、入荷予定のボトルや資材が届かないこともあるので、その確認も重要になります。台風と一緒に動くのは、船のスケジュールなんですよね。

停電と仕込みの管理

一番気を使うのは、仕込み中の麹やもろみ。停電で冷却機や送風機が止まってしまうと、一気にリスクが高まります。そんな時は人の手で調整しなければならず、過去に何度も経験してきました。台風のたびに「電気ってありがたいなぁ」と痛感します。

台風の日の過ごし方

工場の心配をしつつも、意外と事務作業が進むのも台風の日ならでは。普段たまっている書類や整理ができるので、これはこれで悪くない…ちょっと好きかもしれません(笑)。

とはいえ、気が張ってリラックスはなかなかできません。Netflixでも見ながら休もうかな、なんて思いつつ、結局パソコンに向かっていたりします。笑

酒蔵見学も?

観光客の方は台風の日、やることがなくなるんですよね。外のアクティビティはできないけど、実は酒蔵見学に来る方もいます。大きな台風でなければ、安全を確認したうえで受け入れるようにしています。雨の日の観光に「酒蔵見学」って、実は意外とおすすめです!

最後に

台風の日、皆さんはどう過ごしていますか?

私たち池原酒造は「酒蔵の安全を守りながら、事務作業とちょっとのリラックス」で過ごしています。雨の日で予定がなくなったら、ぜひ酒蔵見学にどうぞー(笑)

※写真は、2025年9月21日の台風接近前の石垣島の空です!気温は32度。台風前で雲の流れが早い1日でした。